「ビル管理業務の内容に興味がある」
「ビル管理を行う会社に就職したいと考えている」
「太平エンジニアリングの後藤悟志社長の取り組みが知りたい」
ビル管理という仕事があることは知っていてもその関連の職種に携わったことがある方でもなければ、実際の仕事の内容をハッキリと理解していたりする方は多くはないのではないでしょうか。
そもそもビル管理という仕事は管理会社が仕事を請け負っておこなうのが一般的ですが、それは大きく分けるとなると親会社に属している系列系か独立系かのふたつ分けられるものだといわれれいます。
もちろん単にビルと称してもその会社の成り立ちや特化した業務の違い(病院や学校)などによっても、さまざまな種類や特徴といったものが考えられます。
けれど通常であれば系列系という管理会社は、その親会社がどのような企業であるのかの違いで分類されるのでわかりやすい面を持っています。
また独立系はそもそも自社がグループ企業に属していないのですから、仕事の内容もさらに複雑化しているといっても過言ではありません。
【特集】後藤悟志、30代後半です。映画が好きで今まで多くの映画を観てきました。
後藤悟志社長が考えるビル管理業務の細分化
さて一口にビル管理といってもこのようにその職種はいろいろと複雑なので、業務の細分化によってアウトソーシングをおこなっているのが一般的です。
たとえば普通の方にもわかりやすいところでは、清掃業務、警備業務、電気設備の保守業務などといった仕事があります。
そしてそれらの業務を特化した企業に請け負わせる場合に、結局ひとつの企業ではなく複数の企業が業務をできるだけ細分化しておこなうことになるのです。
しかも業務にかかるコストは仕事の内容を見れば分かる通り、ほとんどが人件費に占められています。
清掃にしろ、警備にしろ、その他の管理業務にしろ、簡単な道具や部品などを使うことはあっても、最終的な作業をするのは人間であり、場合によっては人海戦術が必要なのですから当然のことでしょう。
だからこそこの職種は労働集約型サービスの職種であるとされており、それは人件費が占める割合が多いものであると定義されているのです。
産業として人件費の比率が高い
産業として人件費の比率が高い点を指摘されるのです。
しかしこの人件費かかることを懸念するあまり極端に低く抑えようとすると、ビルメンテナンスそのものの劣化が進んでしまうことにもなりかねません。
ですから一定の水準を保ちながらコストを抑えようとすることこそ、信頼される管理会社の腕の見せどころであるとも考えられます。
ビル管理の仕事はいわゆる3K(きつい、汚い、危険)イメージと揶揄される一方で、一見簡単そうで単純なように見えるかもしれませんが実は複雑な面も持っています。
保守点検は場合によっては常に24時間体制でおこなわなければなりませんし、裏方作業ならではの稼働時間に働かなければならないからです。
建物の管理は法定点検が決められているものも多い
けれどやる気のある社員であれば自分なりの工夫によって、独立系からより安定している系列系へとステップアップをはかることも可能ではないでしょうか。
これは手に職組だからこそ考えられることであり、離職率が高いことをも逆手に取って収入を増やす原動力を持つことも重要です。
建物の管理は法定点検が決められているものも多いのが特徴のひとつであり、罰則の規定も少なくありませんから注意が大切です。
特に大きな建物や病院などの場合には、その中でたくさんの人が働いたり、作業をしたりしているのですから万一のときには大変な災害となる可能性があります。
これこそ普段からの法定点検の遵守や適正な管理業務が、管理者の責任として必要不可欠であることを示しています。
管理会社がおこなわなければならないこと
ここまではビル管理業務の重要性についてですが、管理会社がおこなわなければならないことは他にもたくさんあります。
テナントが多く入るようなビルであればオーナーに代わって空き室の対策もしなければなりませんし、テナントへの対応といった仕事も管理者の仕事です。
つまり賃料などの金銭面を扱う仕事だったり、原状回復工事やバリューアップといった工事についても管理会社がおこないます。
それだからこそこの仕事には、一般的には思いつかないようなたくさんの人々が日々関わっているといえるのです。
ビル管理士という資格について
ところでこれらの人々を管理し、まとめていくのがビル管理士という資格を持つ者であることはご存知でしょうか。
これは簡単にビル感などと呼ばれる場合もありますが、国家試験に受からなければ持てない資格のひとつであり、正式な名称は建築物環境衛生管理技術者となります。
建築物衛生法に則り、一定以上の広さを有する建物についての一切の責任を負うことになりますのが、建築物環境衛生管理技術者です。
この資格を有するものは最高責任者としてビルの管理を請け負うため、ビルメンテナンス業界では収入アップや転職にも非常に役立つ資格だといえます。
そのため受験資格や合格のハードルも決して低いとはいえず、ビルメンテナンス業界での求人が多いのも頷けるものです。
まとめ
この業種に興味がある方は、将来性を考えても決して求人がなくなることは考えられませんから専門的な知識を備えて資格を取ることを考えるのも良いのではないでしょうか。